競艇の展示タイムってなに?
競艇には展示航走とかスタート展示とか周回展示とかあるけどそれぞれどうゆう意味?
競艇の展示タイムを見てどう予想に活かせばいいの?
任せて!
競艇で予想する際、展示航走を見ることは舟券を的中させる重要な要素となります。そこで、この記事では競艇の展示航走の見方やどのように予想に結び付けていくかを解説していきます。
競艇の展示タイムとは?絶対不可欠な展示航走の見方と予想のコツ
まず競艇の展示航走とは、次に走る選手達が本番のレース前に練習として走ることを展示航走と言います。
本番のレースと同様に選手達の走りを見ることができる為、予想する際の重要なポイントを判断することができます。また、展示航走には2種類の展示があります。
- スタート展示
- 周回展示
上記2種類の展示があり、周回展示が終了したら展示タイムが始まります。
本番レースの直前に、レースに出走する各レーサーが、予想の参考やボートやモーターの調子をお客様に見てもらうために、コース取りやスタートの練習をし、全速力でレースコースを2周すること。展示航走には、スタート展示と周回展示と呼ばれる2種類の展示がある。
展示航走 | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
展示航走の流れ
競艇の展示航走の流れは大まかに以下の流れになります。
- 前レース終了
- 引き波が消えるのを待つ
- ピット離れ
- スタート展示開始
- スタート展示終了
- 周回展示開始
- 展示航走の終了
展示航走とは前レース終了後すぐに開始されます。
前レースが終了して、引き波が消えると次のレースの選手がピットから飛び出し、スタート展示が始まります。
スタート展示が終わると、そのまま周回展示に移行し、1号艇から順に間隔をあけて選手達が競艇場を2周して展示航走が終了します。
これが基本的な展示航走の流れになります。
展示航走は予想する上での重要なポイントとなる
展示航走は、直前情報と言われるほど予想する上での重要な要素が多くあります。
選手がコース取りをする際「作戦」や「助走距離の目安」「モーターの調子」など、出走表だけでは得ることができない情報が多いため、予想する上では非常に重要な要素となります。
スタート展示とは
競艇のスタート展示とは、コース取りからスタートするまでのことをスタート展示と言います。
スタート展示とは、次のレースに出場するレーサーたちが本番のレースを想定したコース取りとスタートを行うことである。スタート展示でチェックするポイントは、ピットアウト、進入、スタートタイミングであろう。ボートレースの場合、艇番と進入コースが異なることが多いため、予想をする上では欠かせない直前情報になる。しかし、レーサー間の駆け引きにより、スタート展示と本番レースではスタートコースが異なる場合もあるので、注意が必要である。
スタート展示 | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
注目する点はスタート展示と本番レースでは、実際のコース取りが異なるということが挙げられます。
例えば、外枠にいる選手がスタート展示時にコース取りを行い、インコース側へ前づけした場合は本番のレースにおいても前づけする可能性があります。
もし事前にスタート展示を見て前づけすることが分かっていれば、本番のレースにおいても予想が立てやすくなります。
そうした外枠にいる選手による前付けの意思表示や、抵抗する選手の確認、助走距離の想定がしやすくなりますので、舟券予想をする際は必ずチェックしておきましょう。
インコースにいる選手が、敢えて外枠に移動する場合もあるので合わせてチェックしておこう!
周回展示とは
周回展示とは、スタート展示終了後に行われ、各選手が間隔をあけて競艇場を2周します。
周回展示とは展示航走の一つで、本番レース前にファンへ旋回や直線の走りを見せるために周回(2周)することである。競馬でいうなら「パドック」のようなものである。周回展示では、展示タイムと、回り足を主にチェックしよう。
周回展示 | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
競艇場によっては展示タイムだけでなく、1周タイムや回り足タイム、直線タイムなど豊富なデータを得ることができます。
周回展示で着目すべき点はどこか
周回展示では、選手のターンを自分の目で確認し、各タイムのデータから予想する必要があります。ターンで確認する箇所は以下の3点が挙げられます。
- ターンマークとの距離
- ターンスピード
- ターンの小ささ
上記の3点となります。
先行艇の引き波を参考にするとターンの小ささは確認可能です。
ターンマークとの距離やターンスピードは、選手の実力やモーターの調子に左右されるため自分の目で確認していきましょう。
また、競艇場によって、1周タイムや回り足タイム、直線タイムを計測しています (下図は大村競艇場のオリジナル展示タイムの計測位置) 。
競艇場HPから確認できるため、自分の目で確認し、実際のデータと照らし合わせながら予想していく必要があります。
予想する上で重要な点はどこか
周回展示では、前述したようにしっかりターンを確認していきましょう。
ターンでばたついていたり、ターンマークを外している選手はモーターの出来が悪かったり、乗り心地が悪かったりすることがありますのでチェックしておきましょう。
展示タイムとは
展示タイムとは、周回展示の2周目に測定される直線タイムのことで、モーターの最高速タイムを測定することになります。
周回展示2周目のバック側の直線150mのタイム。タイムが早ければ、直線での伸びがいいということになる。展示航走が終わった直後に発表される。
展示タイム | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
測定地点は、バックストレッチのスタートラインの延長線上から第2ターンマークまでを測定します。
ちなみに、福岡競艇場のみ競艇場の広さの関係で、第1ターンマーク側から60mほど近い位置からの測定となっています。
展示タイムと直線タイムの違い
展示タイムとは、モーターの最高速のタイムを測定するため、各選手の伸び足を確認することができます。
直線タイムとは、モーターの中間速からのタイムを測定するため、各選手の行き足を確認することができます。直線タイムでは伸び足は確認することはできません。
展示タイム | 最高速タイム/伸び足 |
直線タイム | 中間足タイム/行き足 |
競艇の展示タイムまとめ
スタート展示では、コース取りをしっかり確認し、本番レースでのコース取りを予想する。
周回展示では、ターンの小ささやターンスピード、ターンマークとの距離を確認し、各データと照らし合わせて、選手の実力やモーターの出来を把握していく。
展示タイムは、モーターの伸び足の目安になるため、予想において重要な要素になる。
展示航走は出走表や専門紙では得ることができない情報がたくさん詰まっています。
展示航走をしっかり確認し、多くの情報を得た上で舟券予想をしていきましょう。