【競艇】単勝の買い方！回収率100％以上を稼ぐ方法も解説！

競艇は確率が6分の1のため、公営競技の中で一番当てやすいと言われています。

さらには、競艇はフライングスタートという独自のルールによって、スタートラインが同じとなっているため、イン（内側）が断然有利となっています。

そのため、インの選手が勝つ確率は自然と高くなります。事実、1日12レース行われるうち、半分以上のレースで1コース（イン）の選手が1着になるため、競艇は当てやすい競技なのがお分かりだと思います。

競艇では、ほとんどのレースが内側から123456号艇の枠なりスタートになりますので、「インが有利なら1号艇だけ（単勝）買っておけば勝てるのではないか？」と思うかもしれません。

ですが、「当てやすい」ということは当たっても払戻金（配当）が少なく、少額の掛け金ではほとんど儲からないことも意味しています。

これらのことから、多くの人が狙う舟券は1着から3着までを着順通りに当てる3連単を少額で賭けてハイリターンが望める舟券を買う傾向にあるのです。

これらの傾向から単勝を買う人は少なく、競艇場でも単勝を販売する場所が限られているのが現状。ですが、リスクも考えると当てやすいと言われる単勝でも稼いでみたいという気持ちもあるかと思います。

そこで今回は、競艇の単勝にフォーカスを当てて本当に儲かるのか？儲けるためにはどのように買ったらいいのかを解説していきたいと思います。

競艇の単勝（単勝式）とは

はじめに単勝とは1着のみを当てる買い方を指します。1番先にゴールする艇を当てるシンプルな買い方で確率は6分の1です。

すべてのレースで1号艇を買えば半分以上が的中しますが、100円で賭けた場合の配当は、おおよそ150円くらいにしかなりません。

中には投資額と同じ100円戻しという全く儲からない場合もあります。ただし例外もあり、外枠の人気薄の選手で、誰もその選手の単勝を買っていないようなレースの場合、もしその選手が1着になると数十倍、数百倍の配当になることも稀にあります。

そのため、オッズが「0.0倍」のような誰も買っていない舟券は、100円でも買っておくと驚くような配当になることもありますので、一つの楽しみでもあります。

なぜ競艇の単勝のオッズは低いのか？

単勝のオッズが低い理由は、「購入者が少ない」のが一番の理由になります。

そして、インに人気が集中し穴狙いが少ないことから購入格差が少なく、開催者が25％の手数料（テラセン）を引くと、どうしても高いオッズの数字は出ないということになります。

公営競技のシステムは、売上金から主催者の運営費を差し引いた残りの金額を購入者に分配するため、人気選手に掛け金が集中した場合、山分けすると配当が無くなるのは当然で、全く利益の出ない1.0倍のオッズが付くことも珍しくありません。

競艇の単勝でもオッズが高くなるレースはあるのか？

1号艇の単勝のオッズが2連単より高くなるケースもあります。それは舟券の売り上げを種類別に計算するからで、全く別物と考えた方がいいでしょう。

ただし、インが有利にも関わらずアウトやカドにA1の人気選手がいて、インの選手の階級が下の場合です。このような時は1コースでもオッズが高くなります。

競艇には実績のあるA1選手から新人など格下のB2まで4つの階級があり、どうしても階級が上の人気選手から舟券が売れていきます。そのため、いくら有利なインでもB2選手が人気薄になってしまいます。

ですから、不利なアウトコースでも人気選手の単勝が売れ、インの選手のオッズが高くなるのです。

階級（ランク）については下記のページで詳しく解説しております。

競艇の単勝の平均配当

単勝の配当額は全国平均で500円程度です。インが勝利したレースの平均配当は約150円ですが、圧倒的な人気ではない限り、3号艇より外の456号艇が1着を取ると配当は500円を超えます。

それだけインに人気が集中するということです。ただし、アウトコースの人気が薄い選手が1着になり、3連単の配当が万舟になるようなレースだと単勝が数千円になることもあります。

競艇の単勝の売り上げはいくらくらいか？

単勝はあまり人気のある投票法ではなく買う人が少ないため、本場、電話投票、ネット投票も含めて一会場で1日の売り上げが10万円程度。

1レースあたりにすると8,000円前後という計算になります。ただし、SGなどのグレードレースになるとご当地の人気選手やファンの応援舟券も加わるため、特にドリームレースのような場合は1号艇ばかりでなく、単勝の売り上げがアップするケースもあります。

競艇の単勝の特払いとは

特払いは滅多に起こりませんが、1着になった選手の舟券を一人も買っていない場合の「的中者なし」という時に発生します。

例えば100円で単勝を買っていた場合だと、競艇場の取り分25％を引いた75円から5円を切り捨て70円が単勝を買った人全員に返金されます。競馬の場合は100円が返金されますが、競艇では70円となっています。

競艇の単勝の買い方は全部で３つ

競艇で単勝の舟券を買う方法は以下の3つとなります。

ボートピアなどの場外発場所で売り場を探した人がいるかもしれませんが、場外施設では販売していないため、お気をつけください。

それでは各3つを簡単に解説します。

本場

本場で単勝を購入する際には単勝、複勝の専用窓口があります。近くに専用のマークシートがありますので、そちらに記入して購入します。買い方は他の舟券と同じなので、マークして窓口で舟券を購入します。

購入者が少ないので目立たない場所にある場合もあるので、そのような時は係員に聞きましょう。

電話投票

電話投票をする場合は電話投票会員になる必要がありますが、ネット投票と同様に文字盤の数字を打ち込む投票方法です。会員になるにはテレボートが指定する銀行の口座を開設し、申し込みを行います。利用開始できるまで1ヶ月〜3ヶ月かかりますが、PCやスマホを持っていない場合は家から電話でも投票が可能です。

購入方法は指定の番号に電話をかけて、加入者番号、暗証番号を入力、開催場コード、投票内容を全て数字で打ち込みます。

ネット投票（PC・スマホブラウザ・スマホアプリ）

ネット投票も電話投票と同様に指定の銀行口座を開設し、ネットバンキングの登録をすることでPCやスマホで投票ができます。利用開始まで2週間程度と電話投票よりは早く利用できます。

また、スマホアプリなどを連結させると加入者番号や会員番号を暗記してくれるため手軽に投票できるようになる他、レース映像もスマホで見られるので便利です。

競艇の単勝マークシートの書き方と買い方

単勝のマークシートは単勝・複勝式専用のものがあります。実際の舟券は本場でしか購入できない上、購入者が少ないので置いてある場所も少なく、見る機会が少ないと思いますが、他のマークシートと同様にレース番号と開催場、単勝、艇番、金額、単位を塗りつぶし、専用窓口でお金を払うと購入できます。

単勝の舟券は他と違いレース名のほかに選手名も印刷されているので、記念や応援の気持ちで購入するファンもいます。

競艇の単勝で回収率100％以上を目指すことはできるのか？

単勝の平均配当は約500円ですから初心者が狙うならば手ごろな舟券です。ですが、この数字は全国平均で、一番人気の舟券を買っても配当は130円～150円しかならないため、当たっても大喜びするような額にはなりません。

競艇はインが有利で約半数のレースがイン逃げで決まるため、全レースイン狙いをすれば半分は的中します。ただ配当が少ないため、収支はマイナスになってしまいます。これはアウトやカドの選手を買っても同じことで、例え1日に一度1,000円を超える配当があったとしてもプラスにはなりません。

そうであれば「購入金額を多くすれば利益が多くなるのでは？」と思うかもしれませんが、単勝はそもそもの売り上げが少ないので、1万円以上の大量投資をすれば極端にオッズが下がってしまい、最悪の場合「儲けなしの100円戻し」になってしまいます。

結論として、全てイン狙いのような同じ買い方を繰り返しても回収率100％を超えるのは不可能に近いということになります。ただし、単勝で回収率100％を超える買い方がないわけではありません。

競艇の単勝で回収率100％以上を目指す方法

単勝で回収率を上げるためには「当たる確率が高そうなレースのみに賭ける」ことが重要です。人気選手のオッズは低いので150円以下になることもありますが、確実性をもって的中を狙うことができるため儲けは出ます。

ネットで全国の開催場を確認し、当たる確率の高そうなレースを狙います。そして、最低3レースのうち2レースが確実に的中するように予想するのが単勝で儲ける方法となります。

それをコツコツと積み上げていけば回収率100％を超えることはできるでしょう。面白味はないかも知れませんが回収率100％を目指すならこのパターンが良いでしょう。

ちなみに開催場の中で特にインが有利な芦屋競艇場や大村競艇場は、インの勝率が60％を超えるので狙い目です。番組構成でもインにA1選手を取り入れる取り組みをしているので特に当たりやすい環境となっています。

競艇の単勝で予想する際の注意点

最後に、単勝で稼ぐための注意点として、単勝で勝つためには「買い目を1点」に絞ること、これが最も重要となります。2点以上の舟券を買うと例え当たったとしてもトリガミになってしまうことが多く稼ぐことができません。

単勝の購入金額に関しては、単勝に賭ける際の金額を多くベットしすぎるとオッズが極端に下がってしまうため、オッズ変動があまり変わらない1,000円以内の投資をお勧めします。

また、締め切り間際にオッズが変動することがあるので、可能な限り最終オッズを見て買うようにしましょう。その際、オッズの倍率が1.0倍だった場合は買うのを止めてください。

もし倍率で0.0倍の買い目があった場合は、試しに100円分買ってみるのも一つの楽しみとしてチャレンジしてみるのも良いでしょう。