競艇の転がしって何ですか?
競艇の転がしで稼げるの?
競艇の転がしのメリットやデメリットは?
競艇の転がしの成功法や注意点は?
質問攻めね(笑)
競艇の転がし(コロガシ)とは
競艇で使われる転がし(コロガシ)とは、1レース目で的中させた払戻を、次のレースに全額賭けることでダルマ式に払戻を増やしていく賭け方を言います。
雪玉を転がすように払戻が増えていくことから、「転がし(コロガシ)」と名付けられています。
どの公営ギャンブルでも「ころがし」「コロガシ」「転がし」と書かれることがありますが全て意味は同じです。
競艇の転がし(コロガシ)で予想する際のメリットとデメリット
転がしは競艇で払戻を増やすことのできる戦略の一つですが、もちろんメリットやデメリットが存在します。
それぞれ解説します。
メリット
競艇における転がしのメリットで一番大きいのは、少ない資金でも稼ぐことができるという点です。
競艇は最小100円から賭けることができますが、100円からでも連続して的中を増やせば増やすだけ、払戻も10倍20倍に増やすことができます。
2つ目のメリットは、配当オッズが低くても稼ぎやすいという点です。
競艇は6艇で行われるレースのため、競馬や競輪と比べると的中させやすいというメリットがある一方、配当オッズが低いというデメリットのある公営ギャンブルです。
しかし転がしを使って的中をさせればさせるほど、それに比例して払戻も大きくなります。
また、たとえ配当オッズが低くても1点あたりの賭け金が大きければ、大きな払戻を得ることが可能です。
デメリット
転がしのデメリットは、的中しなかった場合、その時点で終了になるという点です。
それまでの配当を全額賭けているため、的中しなかった時点で手元の払戻は0円になってしまいます。
少ない資金でスタートすればマイナスになるのは資金だけになるものの、それまで的中させた払戻金は全て手元からなくなってしまうため、とても悔しい思いをすることになります。
転がしは、回数を増やせば増やすほど大きく稼ぐことはできますが、その反面リスクも上がるので、転がしの回数を上手く調整することが大切です。
競艇の転がし(コロガシ)で的中した際のシミュレーションと計算
ここでは実際に、転がしを使った賭け方のシミュレーションをしてみます。
それぞれ解説します。
2連単で2回転がした場合
資金1,000円からスタートし、2連単で2回転がしに成功した場合がこちらです。
回数 | 購入金額 | オッズ | 払戻 |
---|---|---|---|
1回目 | 1,000円 | 2.2倍 | 2,200円 |
2回目 | 2,200円 | 2.2倍 | 4,840円 |
3回目 | 4,800円 | 4.0倍 | 19,200円 |
2連単で2回連続で転がしに成功すると19,200円にまで上がります。
2連単の組み合わせは全部で30通りのため、2連単は比較的当たりやすいといえます。
2連複で2回転がした場合
資金1,000円からスタートし、2連複で2回転がしに成功した場合がこちらです。
回数 | 購入金額 | オッズ | 払戻 |
---|---|---|---|
1回目 | 1,000円 | 2.5倍 | 2,500円 |
2回目 | 2,500円 | 2.3倍 | 5,750円 |
3回目 | 5,700円 | 3.5倍 | 19,950円 |
2連複で2回連続で転がしに成功すると19,950円にまで上がります。
2連複の組み合わせは全部で15通りと、2連単に比べて的中率が上がりやすい購入方法です。
また、今回シミュレーションを行った3レースでは、2連単よりもオッズが上回る逆転現象が起こっています。
通常、的中しやすい2連複のほうが2連単に比べてオッズが安くなりますが、人気選手に偏りのあるレースなどでは、しばしばこの逆転現象が起こります。
2連複は2連単よりも的中する確率が高いため、的中が絶対条件となる転がしでは2連複の舟券購入がおすすめです。
3連単で2回転がした場合
資金1,000円でスタートし、3連単で2回転がしに成功した場合がこちらです。
回数 | 購入金額 | オッズ | 払戻 |
---|---|---|---|
1回目 | 1,000円 | 12.9倍 | 12,900円 |
2回目 | 12,900円 | 6.5倍 | 83,850円 |
3回目 | 83,800円 | 16.3倍 | 1,365,940円 |
3連単で2回連続で転がしに成功すると1,365,940円にまで上がります。
この数字だけを見ると、一気に競艇で億万長者に駆け上がれそうな勢いです。
しかし、3連単の組み合わせは全部で120通りにもなり、2回連続転がしに成功するのは至難の業と言えます。
払戻としては魅力的であるものの、転がしにはおすすめできない舟券購入方法です。
2レース目以降の買い目が2点以上だった場合の賭け方
転がしでレースを予想する際、2レース目以降の買い目が複数点だった場合の計算式がこちらです。
1点の賭け金
=1レース目の払戻÷2レース目の点数
基本的に予想する際の買い目の数は複数点になるかと思いますが、計算式は1レース目で獲得した払戻を、次のレースの買い目複数点分それぞれに分配していくような形となります。
複数点分を割った際、10円単位以下は切り捨てて100円単位以上から賭けるような計算式となりますので覚えておきましょう。
競艇の転がし(コロガシ)に成功するための2つのコツ
競艇の転がしで成功させるためのコツは2つあります。
それぞれ解説します。
はじめの資金は1,000円からスタート
競艇で賭ける際、最小100円から購入することができますが、転がしをおこなう時は1,000円からのスタートを推奨します。
例えば先ほどの2連単で3回転がしをした場合のシミュレーションでは、1,000円からスタートすると払戻金は19,200円ですが、100円からスタートすると1,920円にしかなりません。
逆に10,000円からスタートすると、的中しなかったときのリスクは大きくなり、さらに自分で購入したオッズが下がってしまう可能性も考えられます。
払戻やリスクの点から考えると、1,000円からのスタートが妥当と言えるでしょう。
オッズは2倍~4倍程度を狙う
転がしは的中が絶対条件となるため、高すぎるオッズを狙わないことが成功させるコツです。
高めのオッズを狙い、的中させることができれば払戻は増えるものの、その分的中率は下がります。
2倍~4倍のオッズであっても、転がしで2回~3回的中させることで確実に払戻金を増やすことができますので、むやみに挑戦せずにコツコツと稼いだほうが無難でしょう
競艇の転がし(コロガシ)で予想する時の注意点
転がしで予想をするときは、穴目を狙うのは避けるようにしましょう。
穴目を狙って高いオッズを的中させれば払戻は大きく増えるものの、穴目の的中率は低いため、払戻が0円になってしまう可能性もあります。
比較的固めで決着がつきそうなレースを狙い、転がしを成功させるコツでもご紹介した通り、2倍~4倍程度のオッズで着実に払戻を増やしていく方法を狙うのがいいでしょ
競艇の転がし(コロガシ)まとめ
競艇の転がしとは、1レース目の払戻を2レース目にも全額賭け、2レース目の払戻を3レース目に全額賭け、というようなダルマ式に続けて的中させることで払戻をどんどん増やしていく賭け方です。
転がしは少ない資金でスタートすることができ、低いオッズでも稼げるというメリットがあります。
一方、的中しなかった時点で払戻が0円になってしまうというデメリットもあるため、転がしをおこなう回数を上手く調整することが大切です。
転がしを成功させることで、少ない資金からでも大金をゲットすることができますので、余裕がある時は是非チャレンジをしてみましょう。