競艇のグレードレースってなに?
競艇のグレードレースの種類はいくつあるの?
競艇のグレードレースごとに何が違うの?
任せて!
競艇のグレードレースとは
競艇のグレードレースとは、5つのグレードレースに分けられます。
一番下のグレードから順に、一般戦、G3、G2、G1、SGです。
どの選手でも出場できる一般戦に比べて上位のグレードであるほど出場する条件も厳しいですが、その分勝利した時の賞金も増える特徴があります。
一般戦
一般戦とはグレードレースの格付けをされていないレースのことで、全選手が出場の対象です。
競艇選手としてデビューしたばかりの新人選手からトップレベルの選手まで出場するため、実力差が一番大きいレースであることが特徴です。
一般戦の開催数は年度にもよりますが、ひと月におよそ60レース、年間でおよそ700レース以上が開催されており、365日どこかで行われているのが一般戦の特徴です。
一般戦での優勝賞金は74万円に設定されているため、優勝選手は1節だけで100万円前後の賞金を獲得することができます。
G3
G3とは年間に50回前後開催されるグレードレースです。
グレードのレースとしては出場するための条件が緩く、オールレディース開催のレースや若手選手が出場するヤングレースなどが開催されています。
優勝賞金は105万円以上に設定されているため、一般戦と比べると大きな差はありません。
G2
G2とは年間に8回前後開催されるレースで、レディースオールスターやモーターボート大賞などが開催されています。
G2は優勝時の獲得賞金が450万円以上と、G3と比較すると大きく増えるのが特徴です。
G2は他の重賞に比べて開催が少ない
G2のレースは他のグレードレースと比較すると、開催数が極端に少ないのが特徴です。
開催数が少ない理由としては、近年新しく出来たばかりであることが大きな理由です。
G1
G1とはグレードレースの中ではトップレベルの選手のみ出場することができ、参加条件としては原則としてA1選手以上が出場できます。
G1の優勝獲得賞金は480万円以上なので、予選や準優勝戦の獲得賞金と合わせると500万円を軽く超えるのも特徴です。
年間の開催回数は35回前後であり、代表的なレースとしては各競艇場で毎年1回行われる周年記念競走があります。
PG1(プレミアムG1)
PG1はプレミアムG1と呼ばれ、2014年に新しく作られたG1に属するグレードレースです。
G1との違いはレースのレベルが異なることです。グレードレースの中でもG1は上位レベルですが、その中でもさらに上のレベルのレースをPG1と呼ぶようになりました。
PG1とはどのようなレース
PG1とは、SGとG1の間のレースであると考えて頂くとイメージがしやすいでしょう。
現在開催されているPG1は以下の5レースです。
- マスターズチャンピオンシップ(名人戦から名称変更)
- レディースチャンピオンシップ(女子王座決定戦から名称変更)
- ヤングダービー
- ボートレースバトルチャンピオントーナメント
- クイーンズクライマックス(賞金女王決定戦から名称変更)
それぞれ解説します。
マスターズチャンピオン(MASTERS CHAMPIONSHIP)
マスターズチャンピオンは満45歳以上の選手のみが参加できるベテラン選手のためのPG1です。以前は名人戦と呼ばれていましたが2014年のレース編成により名前が変更になりました。
毎年4月の中旬から下旬頃に開催され、優勝すると賞金1,100万円を獲得できます。
レディースチャンピオン(LADIES CHAMPIONSHIP)
レディースチャンピオンは女性の競艇選手のみが参加できるPG1です。以前は女子王座決定戦と呼ばれていましたが、2014年より名前が変更になりました。
2012年までは毎年3月に開催されていましたが、2013年より毎年8月に開催されています。優勝すると1,000万円を獲得できます。
クイーンズクライマックス(QUEENS CLIMAX)
クイーンズクライマックスは女子選手が対象となるPG1です。賞金女王決定戦と呼ばれていましたが、2014年より名前が変更になりました。
毎年年末の12月31日に行われ、優勝すると賞金1,500万円を獲得できます。
ヤングダービー(YOUNG DERBY)
ヤングダービーは2013年までに行われていた新鋭王座決定戦が2014年の条件変更と伴に名前が変更となりました。
以前は競艇選手としてデビュー後6年未満の選手のみ参加資格がありましたが、条件が緩和されたことにより30歳未満の選手が出場できるようになりました。
毎年9月末に行われ、優勝すると賞金1,100万円を獲得できます。
バトルチャンピオントーナメント(BBC TOURNAMENT)
BBCトーナメントとは、2019年に新しく創られたボートレースバトルチャンピオントーナメント競走と呼ばれるPG1です。
通常のレースでは、予選→準優勝戦→優勝戦となりますが、BBCトーナメントでは、初日(予選)→2日目(準々決勝)→3日目(準決勝)→4日目(決勝戦)となります。
優勝すると賞金1,100万円を獲得できます。
新鋭王座決定戦
新鋭王座決定戦は2013年まで開催されていたG1です。
2014年のグレード改定と伴に廃止となりました。
SG(スペシャルグレードレース)
SGとはスペシャルグレードレースのことです。全グレード中で最高峰のレースに位置するのがこのSGであり、トップレベルの選手のみ出場できるレースです。
SGの一番の魅力はレース中の迫力が一般戦などと比べると明らかに異なる点です。
特に、今年絶好調の峰竜太選手のターンを見て頂くとわかるように、「こんなところ差せるの?」と驚くようなハイレベルなターンを見られるのもSGの魅力の1つです。
ここからは各SGの特徴を解説していきます。
ボートレースクラシック(BOATRACE CLASSIC)
ボートレースクラシックは、前年度の優勝選手やグランプリ優出6名、前年度のSG・G1・G2の優勝選手、G3以下のレースで優勝回数が上位の選手が出場できます。優勝賞金は3,900万円です。
ボートレースオールスター(BOATRACE ALL STARS)
ボートレースオールスターは、前年度の優勝選手、グランプリ優出6名、ファン投票で上位に選ばれた選手が出場できます。優勝賞金は3,900万円です。
グランドチャンピオン(GRAND CHAMPIONSHIP)
グランドチャンピオンは、前年度の優勝選手、グランプリ優出6名、SG優出選手、SG予選通過時の上位選手のみ出場できます。優勝賞金は3,300万円です。
オーシャンカップ(OCEAN CUP)
オーシャンカップは、前年度の優勝選手、グランプリ優出6名、前年度のG1・G2優勝戦出場中で得点上位の選手のみ出場できます。優勝賞金は3,300万円です。
ボートレースメモリアル(BOATRACE MEMORIAL)
ボートレースメモリアルは、前年度の優勝選手、グランプリ優出6名、各競艇場の推薦者のみが出場できます。優勝賞金は3,900万円です。
ボートレースダービー( BOATRACE DERBY)
ボートレースダービーは、前年度の優勝選手、グランプリ優出6名、年間勝率上位選手のみが出場できます。優勝賞金は3,900万円です。
チャレンジカップ(CHALLENGE CUP)
チャレンジカップは、10月末時点での賞金獲得金額で上位選手のみ出場できます。優勝賞金は3,300万円です。
グランプリ(THE GRAND PRIX)
グランプリは、1月1日からチャレンジカップまでの賞金獲得金額で上位18名のみ出場できる、SGの中で一番売上金額の高いレースです。優勝賞金は1億円です。
SGレースのスケジュールと確認する方法
SGは毎年9回開催されており、それぞれの出場条件や開催される競艇場が異なることから色んな展開を楽しめる魅力があります。
SGレースのスケジュールを確認する方法は、各競艇場の公式サイトまたはボートレース公式サイトから確認できます。
ボートレース公式サイトからの確認方法は、トップページ「レース情報を見る」から「SG・PG1スケジュール」で確認できます。
GRANDE5とは
GRANDE5とは、SG競走で5つを制した選手に与えられる称号です。
グランドスラムとも呼ばれるもので、SGの中でも対象となるレースは次の5SGです。
それぞれのSGを達成することで3億円相当のインゴットを贈呈されます。
特徴を知れば重賞でも稼げる
重賞では出場する選手はトップレベルの選手ばかりです。イン選手はしっかりとターンマークを外さずに周るため、イン戦で終わることが多い傾向があります。
本来ならば力の差が拮抗している重賞ではスタートも横一線となり、1号艇の選手が勝ちやすくなるのが普通です。
しかし、トップレベルになるほどそれぞれ得意なコースや勝ちパターンを持つ選手が増えます。
2コース巧者、4コース巧者などと呼ばれる選手は特に差しやまくり差しが上手で、際どい隙間から抜け出すことができます。
これらの選手やスタート巧者と言われる選手が出場しているレースでは番組にどのような意図があるかを考えて予想をすると、意外と高い配当を取ることができます。
競艇のグレードまとめ
今回は競艇におけるグレードについて解説をしてきました。一般戦からSGまで様々なグレードがあり、お客さんを楽しませてくれます。
競艇初心者やとにかく当てたいという人は一般戦を、迫力あるレースを見たい人やインがしっかりと勝てるレースを買いたい人はG1やSGの舟券購入をおすすめします。
グレードの中でも一般戦、女子戦、ルーキー選、G1・SGのこの4グレードをそれぞれ観戦して比較することで特徴を掴むことができます。
舟券予想をより楽しむためにもできるだけ色んなグレードを観戦してみてください。